デフレ脱却=好景気の幻想

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      インフレ時にも、好景気・不景気がある。デフレ時にも、好景気・不景気がある。だから、短絡的に「デフレ脱却=インフレ=好景気」論は、なんと申しましょうか、合理的論理になっていない。

     この10年、いや20年、「デフレ脱却」のため低金利政策・国債増発など、お金ジャブジャブ政策を取り続けてきたが、デフレ脱却は成功しない。
     頭脳明晰な経済学者なら、当分の間、デフレ脱却は無理であることを知っている。
     でも、大半の人々、「得たいの知れない空気」が「デフレ脱却は正しい方向」となっているので、「何でも良いから、効果があろうがなかろうが、みんなで一緒に、それらしい政策をすることが大切」ということになっているようだ。
     
     人々は、先の見えない時代と感じる時、「貨幣愛」が高まる。その結果、経済が縮小する。ケインズも、そう言っている。
     さらに、お金ジャブジャブ作戦は、莫大な日本円は海外へ流れ込んでいるはずだ。日本の円は、ドルやユーロに比べ、信用されているからだ。
     輸入デフレの要因も高い。基本的に韓国・中国・東南アジア諸国・インド・バングラデシュ…などと日本が同じレベルの賃金水準にならないと輸入デフレは終わらない。


     デフレで恩恵を享受している人は、何も言わない。金利低下でラクになっている多くの企業、国債の返済負担がラクになっている国…だから、本気でデフレ脱却なんて思っていない。
     「デフレ脱却」の掛け声を叫んでいれば、そのうちなんとかなるだろう……現実逃避、合理的思考をストップさせてしまっている。

     幻想の「デフレ脱却=インフレ=好景気」論を捨て去って、「デフレでも好景気」の方向を打ち出すべきだ。具体的には、誰でも思っているように、「老後の不安」「雇用の不安」の解消に叡智を搾り出すことが必要であるう。もっとも、これとて言うは易く、であるが、幻想をふりまくよりは、よほど、よい。




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