増税でも借金(国債)でも、大差なしか?

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      リカードの等価定理では、財政運営で、増税と国債発行(赤字)とでは、現役世代と将来世代の負担に変わりなし…ということになっている。
     政治家に限らず、評論家もマスコミも、「国債は将来世代に借金を残すことだ。子や孫にツケを残すのは良くない」と叫んでいる。世間一般も、そう思っているようだ。

     しかし、リカードの等価定理では、「増税でも国債でも同じ」ということになっている。この理論は、ブキャナンによって再認識され、バローが証明した。
     詳しいことは承知しないが、数学的・理論的には証明されていることのようだ。

     経済学を学んだ者なら、リカードの等価定理の名前くらいは知っていると思うのだが、国会論議でもマスコミでも、一切、述べられない。不思議なことだ。

     単純に言えば、国債の場合、将来の増税を視野に入れて「節約」するということらしい。実際問題、国債残高の増加につれて、国民の金融資産は増加しているようだ。

     だだし、人間集団が経済合理的に動くかどうか…それが、この理論の鍵のようだ。

     それにしても、「増税か国債か」の議論に、リカードの等価定理が、判断の一つの材料に登場しないのは、不思議だ。

     仮に、増税でも国債でも同じならば、真に議論すべきは、「新財源を何に使うか」であろう。

    コメント
    松下幸之助氏には誰も聖人君子を期待していませんから、ご安心ください。
    また、いつかの夜に、お話を聞かせてください。
    おやすみなさい。
    • いつもありがとうございます
    • 2011/10/04 11:33 PM
    コメントありがとうございました。
    どうやって、コメントを画面に出すのか分らずに、うろうろしていました。
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