精神疾患の学校教育はスタート時点です。

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    東京都精神保健福祉家族会連合会(東京つくし会)の機関紙「つくしだより」(H31年1月号)に、山田浩雅(愛知県立大学)の「精神保健教育」の話が紹介されていました。

    日本の学校教育の学習指導要領の内容は約35年間、「精神疾患」の一字も無く、全く教育がなされこなかった。それが、精神障害者への差別・偏見を生み出す一要因となった。

    海外では、小・中・高の精神保健教育プログラムができており、実践されている。紹介されたのは、オーストラリア、イギリス、カナダ、アメリカなど。いずれの国も学校のみではなく、地域全体への働きかけから、支援を必要とする各生徒への個別対応までを網羅するシステムが構築され、その中で「メンタルヘルスリテラシ―」を含む精神保健教育が学校でなされている。

     「メンタルヘルスリテラシ―」教育は、こころの不調や精神疾患についての知識を得ることで、病気を予防したり、自分のこころの不調に気づいて、まわりの大人、友達、専門相談機関などに相談できる力をつけていくことをめざす教育です。

     兵庫県では、学校で行う「心の病気についての授業」教材作りが始まった。それが「はーとトンネル」です。家族会、当事者、学校の先生、養護教諭、専門職などが話し合って作った。教材づくりに係った人の話では、➀単なる病状についての学習は、いじめに繫がる危険性がある、∪古未先生に相談しても、教師が知識不足・理解不足で受け止められないかも…など多くの懸念があり、現時点での学校に受け入れてもらえる範囲で作成した。尼崎市の保健所の大きな協力があった。今後の広がりに期待したい、と話されていた。

     平成30(2018年)年3月、文科省が高校の新学習指導要領を告示。2022年度の「保健体育」の教科書から、精神疾患の記述が40年ぶりに復活する。いずれ、中・小へも波及するでしょう。

     


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